「丹波篠山の手しごと展」が終了しました。

木工作家の小島 優さんの工房を訪ねたのは、今年の夏でした。
小島さんは、ちょうど依頼を受けた作品の制作中。
工房に案内されたその玄関には、
見たこともない大きな大きなきゅうりが、素朴なかごの中に並んでいるのが印象強く残っています。
「前の畑からの収穫です」と素敵な奥さまが、笑顔で教えてくれました。
その四季の実りのひとつであるきゅうりから次の言葉が生まれました。
「四季に寄り添う気持ちを大切にするつくり手から生まれた作品」。
そして、今回の丹波篠山在住の4人展では、それぞれの作家の作品がみごとに調和し、里山のやわらかな空気感が自然と創りあげられたように思います。小さなスペースでしたが、その空間を気にいっていただき、何度も足を運んでいただいたお客さまがおられたことは、とても嬉しいことです。

今回の企画展は、三田阪急さんから「暮らしのアート」という
テーマをいただいたことから始まりました。
Nordic Gardenでは、最近少しづつ日本の手仕事の企画・編集も増えました。この「丹波篠山の手しごと展」も続編、第三弾へと続いていければと思います。

4人の作品は、丹波ギャラリー「jiZAi」で常設されています。http://jizaigallery.com
車窓からの秋の色合い楽しみながら、電車で大阪から約1時間。
ぜひお出かけください。

「丹波篠山の手しごと展」
9月18日(水)～24日(火)※終了
三田阪急・暮らしの小箱にて開催

木工作家/小島 優
陶芸家/大杉 康伸
陶芸家/ジェイムス・イラズムス
織作家/イラズムス千尋